温めたミルクで爆発するホットチョコボム(爆弾)の作り方

最近、海外でよく見かけるチョコレートの爆弾「hot chocolate bomb(ホットチョコボム)」。
温めたミルクをかけると中からココアとマシュマロが… ボフッと爆発、ホットココアになる面白い飲み物。
海外流行ってる #ホットチョコボム 。温めたミルクをかけると中のマシュマロとココアが爆発する爆弾飲み物だけど #キャンディライター で作ると甘いから #ミロ より #ピュアココア のほうが美味しいよ! #hotchocolatebomb pic.twitter.com/RP4AHVuc3G
— 菓子デコ道具屋 nut②deco(ナッツデコ) (@nut2deco) December 9, 2020
寒い日に、甘く温かいホッコリ飲み物はマストじゃん? それにウチで売ってるキャンディライターがいい仕事してくれるので見て欲しい!
ホットチョコボムの作り方
作り方は、ざっくり3分弱の動画にまとめてみたけど…
簡単に言えば…
- 半球チョコを2つ(半球A+半球B)作る
- 冷凍庫で15分程、急速に冷やし固める (←冷凍するのではない)
- チョコのフチがガビガビしないよう溶かして平らにする
- ココアパウダーとマシュマロを半休Aに入れる
- 半球Bでフチを溶かして、半休Aにかぶせて接着する
って感じ。これをテンパリングしたチョコレートで作るのは知識がないと少々ムズい。
海外の人は簡単に「キャンディメルツ」というテンパリング不要なチョコで作る人が多かった。←キャンディメルツはWilton社の商標なだけで…
中身はキャンディライターと同種。キャンディライターの長所は湿度の高い日本で保管するにはチューブでしっかり保護されてて、年中使い心地が変わらず使えること。。
ただこの簡単チョコ、米国製なので少々甘いのが難点… でもホットチョコボムに使うときは逆に、この甘みがイイ仕事をするから是非試して頂きたい案件。
ホットチョコボムの材料
中を空洞にするためのチョコレート、プフォッと爆弾のように現れるマシュマロ、飲み物に味をつけるココア… そしてチョコを溶かす温かいホットミルク。これがあればできるんだけど…
チョコレート
1色で作る人も多いけど、テンパリングしないで作れる「キャンディライター」赤、ピンク、スーパーホワイトの3色で作ってみたのは…
模様が入ると細かな粗が目立たないし、見た目もモードっぽくて可愛いかな❤︎と思って。
マシュマロ
チョコが割れた瞬間、沢山のマシュマロがボワッとでてきたほうが楽しそうだから、アマゾンでどエラい小さいマシュマロを買ってみたの。
たしかに小さいほうが沢山入れやすいし、半球と半球をくっつけるときも作業に邪魔しなくて良いけど、近所で入手できるミニマシュマロでも十分だったよ。
マシュマロをハート❤︎や、キッズが好きな恐竜に型抜きしたものをチョコに入れたら、中から何が出てくる… 手作りのマシュマロを入れるのは面白いかもしんない!
ココアパウダー
キャンディライターは米国製で甘みが強いので、ケーキの仕上げにパラパラッとかけるピュアココア(純ココア=砂糖なしのココアパウダー)がおすすめ。
お砂糖を含まないもの… 例えば抹茶パウダーを使えば抹茶オレになって美味しかった。
あと、スパイスを混ぜたチャイ的なパウダーを作って入れても良いかも… どうやらターメリックって美肌にいいらしいわよ!
ホットチョコボム作りの道具
チョコレート型
海外だとシリコン型を使ってる人が多いけど、私はどうもシリコンが苦手で…
とはいえ、リーズナブルなCKでは丁度良いサイズがなかったので、この4.5cm丸型(=ポリカーボネイト製)で試してみました。
「透明」なチョコレート型の長所は『塗り残しチェックができる』こと。光りにかざすと穴がわかるので、あとで修正しやすい。
さらにキャンディライターならチューブを絞り出すだけなので、穴があればそこへ絞り出すだけ。
ホットチョコボムはどうせ内側が見えなくなるのでデコボコになっても気にせず、OK!
あると便利な道具
絶対ないとダメ、ってわけじゃないけど、コレがあるといいわぁ❤︎となったものは…
ミルクフォーマー
ホットチョコボムって、ブワッと爆発したあとココアがかたまって浮き上がるの。で、スプーンでかき混ぜるんだけど溶けない部分があってイラッとしたから、ミルクフォーマーでブーンって掻き混ぜちゃうと楽だった。
でも使い方知らなくてこの動画… 回しながら着水すると惨事になるのね… って皆こんなこたぁ知ってるのよね… やだわ。赤面
キャンディライターを伸ばす「筆」
テンパリングチョコレートを使う人は不要だけど、キャンディライターを使うなら「筆」があると便利。
電子レンジでチンして溶かしたら、チョコレート型に直接絞り入れられる! =ボウルを使わないから洗い物が増えない =ボウルにチョコがつく無駄がない ←ここが最高!
チョコが固まらないうちに筆で伸ばして広げるだけ…
型抜きチョコって薄く作るほうが美味しいじゃない?
とはいえ、この作業で薄く作りすぎると割れやすいし、厚くしすぎると甘すぎるし… この厚みの調整、ってーか加減が悩ましいところだと思うわ。
チョコを溶かす「バット」
小さなボウルに沸騰したお湯を入れ、そのボウルの上に被せられる平らなバットは便利だった。バットは熱が伝わりやすい素材のものなら何でもよくて…
ここに半球のフチをあてるとキレイに平らになって、半球同士がくっつきやすくなる(←これをやらないとピタッとくっつかないので必須)
バットがないときは。ある人は電子レンジでお皿を1〜2分加熱して、お皿にこもった熱を使ってたし、ある人はホットプレートを使ってたし…
要はピシッとまっ平な切り口になれば何を使ったってOKってことよ。
指紋がつかないよう「手袋」
指紋防止の「手袋」
チョコ仕事に不慣れな人ほど『手袋』を使って。お願い!
せっかく上手にできたチョコに指紋つくとガッカリするし、もらってもガッカリするし… これは癖づけておくとイイと思う。
作るときのコツ
実際に作ってみて感じたのは…
作業時の室温は20度前後
室温が低いと、型に絞ったキャンディライターがすぐ固まって筆で伸ばしづらくなるし、半球と半球もくっつき辛くなるので、室温は20度くらいで作業するとイイ感じ。
チョコレートを作るのに極狭キッチンがどエラく寒くて撮影中にチョコが速攻で固まってしまうからオモチャのような暖房器具を購入。小さいのにグングン温度が上がってく… よしッ!!! https://t.co/8XAwiFsFrE pic.twitter.com/o96dCbFzXj
— 菓子デコ道具屋 nut②deco(ナッツデコ) (@nut2deco) December 7, 2020
半球同士がくっつかない問題
半球のフチを温めて溶かしたチョコで2つを接着するのがキレイに仕上げるコツだけど、どうしても上手くいかないならフチにキャンディライターを絞って接着するのも一案。
ただ、こんな風にちょっと汚れる感じがでちゃうので、冷え固まらないうちで余分なチョコを拭う。海外の人のを真似て指でやったけど…
上手く隠せない場合は、上からシャシャシャッてチョコをかけたり、サンディングシュガーやスプリンクルでデコると汚さが目立たないかも。こんな感じに…
絶対コレじゃなきゃダメってことはないと思うので、いろんなチョコ爆弾を見て作ってみるとイイかも。甘くてあったかな飲み物は、冬の癒しです❤︎
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