アイシングシュガーパウダーって、何?

最近は類似品もでてきて「おっ、認知度もあがったかい?」とうっかり勘違いしそうになりますが…
簡単にいえば、アイシングクッキーを作るとき、水を混ぜるだけでバリッといわない「美味しい食感」で固まってくれる、デコレーション用シュガーです。
米国から輸入したこのアイシングシュガーパウダー、2010年発売以降、長くご愛顧いただいてますロングセラー商品について紹介させてください!
アイシングシュガーを薦める理由
私は2004年の昔々、クッキーなんて誰でも焼けるから、アイシングクッキーなんて楽勝じゃん? という妄想でワタクシ、恵比寿に店をOPENしましてね…
あの頃はアイシングクッキーを教えてくれる本も動画も何もなくて。
たしかSweets maniacさんがジンジャーマンのアイシングクッキーを作ってるのを見た程度で、ファッショナブルなものはゼロ…
すべて独自で試すしかなくて、まず、卵白と砂糖を混ぜてみた。←これが固まるとカチカチで美味しい歯ごたえにならない(今は美味しくできる方法があるってさ)。

初期の頃に作ってたアイシングクッキー
もっと困ったのは、卵1個分の卵白には相当な砂糖を使わないといけないのに「オーダーメイドで1枚から作ります」と宣言しちゃったから、材料をだいぶ無駄にしてた。
この無駄(=ストレス)をどうにかしたくて、米国製の「アイシングシュガーパウダー」を輸入したってワケ。
アイシングシュガーパウダーとは?
水を混ぜるだけでアイシングクリームが作れる粉で、水を入れるだけで数時間放置すると表面がカチッと乾燥します。
米国のプロアマ向け製菓材料屋「CKプロダクツ」の製品ですが、米国製には日本では輸入禁止の食材が入っているので…
日本用としてNG成分を変更してもらった特別配合品を輸入してます。
検査もパスしてるからお菓子屋さんはもちろん、レストランでバースデープレートに少しだけ使いたいとき、絶対にお役にたてます。
一般の方からは「1袋の量が多すぎない?」という不安な声も聞きますが、アイシングクッキー作りでは2色3色と準備が必要ですし、初めてなら1袋くらい簡単に使い切れます。
大丈夫、やってみてください!
アイシングで失敗しないための道具etc
アイシングシュガーパウダーを使って失敗する原因は「水の調整」←ここしか失敗のしようがない。
大抵が水を多く入れすぎてしまうんだけど、クリームがゆるすぎるとキレイな線が描けない。
ゆるいクリームを固くしようとすると、無駄に砂糖を消費する。砂糖を入れすぎたら次は水、水を入れすぎて砂糖、水、砂糖の無限ループ…
これを防ぐためには「水を入れるスプレーボトル=霧吹き」を用意して欲しい。

砂糖ってカタマリやすいので振るって使うとイイよ!
水道から水を直接いれたら入りすぎる、これは絶対アカン。とはいえ、ボウルを使っても手元が狂ってダバっと…
霧吹きはワンプッシュで決まった量しかでないから、1番安全。
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ここに写ってるのは近所の100均で購入したので、ミストサウナのようなサワッとした霧じゃないのが難点だけど… 私の信頼できない手元よりは断然マシだわ。
最初は大さじ1くらいの水を入れて混ぜて、「もう少し水が欲しいな」というときはスプレーで水を加えると調整が簡単です!