サンディングシュガーとクリスタルシュガーの違い、林檎のカップケーキの作り方でご紹介

サンディングシュガーは色づけされたお砂糖、という意味ではクリスタルシュガーも同じですが、一番の違いは「粒の大きさ」です。
サンディングシュガーとは?
サンディング(=砂)のようにサラサラッとした触り心地ですが、細かくカッティングが施されていてキラキラ光って見える部分があるのが米国製の特徴。
はっきりした色味からパステルの淡い色までカラーバリエーションが豊富、サンディングシュガーは米国ではお菓子のデコレーションの定番です。
クリスタルシュガーとの違いは?(動画)
クリスタルシュガー(Cristal sugar)は日本語にすると「水晶」なので、お砂糖1粒のカッティングが目で見えるくらい粒が大きめ。イメージは日本の「ざらめ」に近いかも。
ってなワケで、サンディングシュガーとクリスタルシュガーは単に「砂糖の粒の大きさ」の違いです。が、この粒感の違いによって使い方が大きく変わるのよ。
サンディングシュガーの林檎カップケーキ
じゃぁ実際に「林檎のカップケーキ」の作り方で、このサンディングシュガーを使ってみます。
カップケーキを用意する
リアルな林檎のようなカップケーキを作ろうと思うので、赤いベーキングカップで焼いてみる。どんなカップケーキを焼いても良いからレシピは省くね…
クリームを用意する
林檎のカップケーキ、というからには林檎味がいいかな?と急に閃いたので、アップルパイ用に冷凍してあったシナモン+砂糖で煮た林檎(約100g)を解凍。
1~2cmにカットしてあったものを粗みじん切りにし、水分を絞って…
クリームチーズ(100g程度)に混ぜました。
実際にデコレーションしてみたら、カットした林檎がゴツゴツじゃま臭い(苦笑
もっと細かくしてから混ぜるか、潔く味へのこだわりを捨てちゃったほうが、見た目が美しく仕上がると思うよ。
クリームを盛りっと乗せる
林檎のシルエットっぽくクリームを盛りたいので、アイスクリームスクープでクリームを乗せて…
パレットナイフを使って丸く整えてみたら、ほらこの写真…
ピーナツバターなんかもチャンキータイプが好きなので大きくカットしたけど… これだとクリームのゴツゴツ感が出過ぎた感が。苦笑
ま、ここまで出来たら、冷蔵庫へ入れて次の仕事へ。
キャンディライターで「茎&葉っぱ」作り
海外だとロールフォンダンで作ったり、緑色のクリームで葉っぱを作る方もいらっしゃるけど…
制作総時間わずか5分でできちゃうキャンディライターに、腕がなくても絶対美しく作れる「チョコレート型」が断然おススメ!
これはこの3Dの林檎を作るチョコレート型の1部分なんだけど… 実はこのパーツがなかなか使える便利な型なのです♪
キャンディライターはレンジで30秒ごとチン。夏は30秒、冬で30秒×2回くらいでやわらかくなり…
型に絞ったら、型はフリーザー「冷凍庫」で5分冷やすと、型からポロッと抜け落ちます。
サンディングシュガーをつける
チョコレート型を冷凍庫へ入れてる間にサンディングシュガーを準備。下写真のは使いかけのボトルだから量が少し少なめですが…
そう、大事なのがこの下写真の器。←これだと少し小さいかもしんない。
というのも当初の計画ではこのボウルにカップケーキを逆さにしてドボンってすれば、シュガーが綺麗につくと考えてたのよ。
で、実際につけてみたら、こんな量しかつかなくって…
結局、きれいにつかなかった部分へはボトルから直接ふりかけたり、手で押し付けながらまんべんなくつけた次第。
そうよ… お菓子屋さんならともかく、ボトルから直接ふりかけながら手でおさえたほうがシュガーが無駄にならないから、器にドバッと出さないほうが良いね。うん、そっちが経済的だ!
林檎らしく見せるためのポイント
林檎は茎が出てる部分が少しへこんでるじゃない? ここを凹ませると林檎っぽいので… 先の丸い棒でグッと押したほうが仕事が美しいけど…
ごめん。指でやっちゃいます。
で、あらかじめ準備してあった葉っぱと茎のチョコパーツを思いっきりグサッと突き刺す。
こんな感じで、ハイ完成!
クリームに混ぜた林檎のゴツゴツは、サンディングシュガーをかけるとあまり気にならないっちゃーならないけど…
もっと美しく作る方法はある… 海外のcraftyc0rn3rさんのサイトが参考になるかもしれないのでcheckしてみて。
サンディングシュガーの長所・短所
サンディングシュガーは「お砂糖」ですから、他のお砂糖同様に…
短所:水に溶けやすい
水に溶けやすくて(=水分を吸収しやすい)水分の多い食材に長時間かけておくと滲むから、クリームチーズ部分を生クリームでやるのは得策ではない、と思う。
長所:着色料を減らせる
あと今回、サンディングシュガーの「レッド」を使ったのは解りやすいからなんだけど「この林檎、どエラい色がついとるやないかいっ!」と思った方もいらっしゃるでしょ?
表面だけ見るとそう思うのは仕方ないんだけど、実はクリームに自分で色を混ぜて真っ赤にするより少ない着色料で、ハッキリした色がつけられるんですよ!
嘘だと思ったらクリームとサンディングシュガーを混ぜてみて欲しい、さほど真っ赤にならないから。
というわけで、サンディングシュガーという米国のカラーシュガーの特徴、お解りいただけましたでしょうか?
現場からは以上でーす。
完