絞り出したら可愛くないと思っても、簡単に口金を変えられる方法

今日はこんなデコにしよう!と決めて作り始めたけど「なんだか思ったのと違う」「別な方法でやってみたい」と思ったとき、簡単に口金を変更できる方法です。
方法は2種類あります。
絞り袋を二重にする方法
まず、1枚の絞り袋へ口金を入れて、もう1枚にクリームだけを詰めて、2つをドッキングさせる方法。
二重にするメリット
この方法は、クリームは使い捨て絞り袋へ入れちゃえるから、洗ってもベタつきがちなバター入りクリームはポイっと捨てられて、衛生面で安心です。
デメリット
エコ問題のこの時代に、複数枚をボンボン捨てるのは心が痛い。←私も同感なので…
外側だけは何度も使える絞り袋を使ってます。←固めな生地を強く教えても強度面で安心です。
絞り袋の種類
先でご紹介したとおり絞り袋には「使い捨てる」「何度も使える」の2種類があります。
私はバターを含んだものは絶対に使い捨てを選んでます。なんとなくベタつく=不衛生だと思うから。
逆に耐久性あって何度も使用できる絞り袋は、水で洗うとスッと汚れがとれるアイシングシュガーパウダーのアイシングクリームで使います。
捨てない絞り袋のお手入れ
何度も使える絞り袋は、内側面がでるよう裏返し、泡をつけたスポンジであらってから、洗濯バサミ付きハンガーに吊るして乾燥させてます。
最初は袋がゴワゴワしてますが、使うたび徐々に柔らかくなって手に馴染むようになり、洗浄時の裏返しもやりやすくなっていきます。
絞り袋の代用品
ジップロックのような厚めの密閉袋にクリームを入れ、端っこをカットすれば代用になります。
私はコレ、電子レンジOKなキャンディコート(←チョコ)使用後の残りを密閉袋へ薄く伸ばして固めて、次に使うときはこの袋ごとレンジで溶かし、角をカットしてチョコ型を埋めたりします。
三角のほうがスクレーパーで中身を効率的に集めやすいし、口金もフィットしやすいから、三角であることには意味があると思ってますけど…
密閉袋でも絞り袋の代用にはなります。
密閉袋を選ぶときは少し丈夫な、フリーザーOKの厚みがある商品を選んで使ってます。
カプラーを使う方法
カプラーと呼ばれる「口金の取り替えキャップ」を使う方法は、絞り袋にセットしておけばいつでも口金を簡単に交換できます。
但しカプラーは小さめな口金専用なので、大きめな口金には2重ただ1択です。
カプラーはリング(下写真左)とボディ(右)、2つのパーツに別れます。
まず、絞り袋の中にボディを入れてみてください。
リングを回し入れるライン先端くらいがカットするポイントですが、切りすぎると絞り袋からポロッとボディが出てきちゃうので…
慣れないうちはキモチ短めに切って、あとで微調整するほうが良いかもしれません。
先端をカットした絞り袋に本体を入れ、口金をとりつけて…
リングを回して固定できればOK!
口金を変更したくなったら、リングをはずし、口金をつけかえて、またリングで固定するだけ…
これで絞り袋を複数用意しなくても、1つのクリームでいろんな種類のデコレーションが楽しめます。
米国Ateco社のカプラー
当店が米国Ateco社のカプラーをご用意している理由に、別売ですがピッタリはまる専用チューブカバーというものがありまして…
ちょっと写真じゃ見えづらいかもですが、米国Ateco社のロゴ入りでアガるキャップ&カプラーなの…
Atecoのカプラーなら、先端をカバーするキャップをとりつけることが可能です。
Atecoブランドは米国のお菓子クリエーターやプロフェッショナルに愛用者が多く、100年以上の歴史あるブランドなので、当店の口金類はAteco社を中身にセレクトしてまして…
口金は微妙に大きさ&カタチが違って、たくさんの種類があります。
ご自身の作品作りに使いやすいものを一軍選手としてセレクトし、取り出しやすく整理しておくとデコレーション作業がとても楽しくなると思います❤︎
スクイーズボトル
ちなみに、もう1つ。上のカプラーと同じものがついているプラスチックボトル、通称「スクイーズボトル」という商品もあります。
ちょっと変わった使い方としてはモンブランの口金をとりつけて… と少し話が長くなるので、ご興味があればこの日誌をcheckしてみてください。
今回は以上です。